食品添加物の罠について(その3)

味覚を狂わせる添加物とは

最近は知られて来ている事ですが炭酸ジュースに含まれる糖分は、500mlのペットボトルでおよそ50gで、コップに半分ぐらいの砂糖を摂っています。ただの炭酸水ではとても甘くて飲めたものありません。そこでクエン酸を混ぜることにより、ただの甘さが、すっきりとして炭酸ジュースへと変化します。しかし、味覚やのどごしが良くても砂糖の量は同じです。また、塩分についてですが人は海水をしょっぱくて飲むことが出来ません。海水の塩分濃度は約3%です。人間は2.5%の塩水が限界だと言われています。ところが、ここに添加物などを入れると3%の塩分が半分の1.5%ぐらいにしか感じられないこともあるそうです。カップラーメンの汁を美味しいと飲めるのもこの作用が働いているからです。これは絶対塩度(実際の塩分)に対して舌感塩度(舌が感じる塩分)が添加物により狂わせられ、身体に影響を及ぼす量の摂取していることになります。人はもともと塩、砂糖、油にたして防衛本能をもっていると言われています。(私は学者でないので断言は控えるようにしています。詳細は皆さん各々で確認していただけると助かります)                              カップラーメンやジュースの栄養表示などを見ると多量の塩と油脂と糖分(飲料の場合は「炭水化物」と表示されてます)が入っているのかが分かります。添加物は人の味覚を狂わせ、実際の味覚感度を下げさせることにより過剰摂取をさせているのです。防衛本能とは生きるための能力であり、添加物の入っている食品により、防衛本能が狂わされていると言うことは生きるための能力が狂わされていると言うことではないでしょうか。人が食から作られているのであれば、それらの物を摂取することが命の防衛にとって良いものだとは考えづらいです。

昔ながら和食について

昔の食べ物は「味が濃い」「塩辛い」と思われがちですが、超加工食品以上の塩分になることはまずないと言われてます。伝統的な梅干しや塩鮭がしょっぱいのは当たり前で、添加物が入っていないために塩気が舌に感じる(防衛本能が感じている)からです。しかし、そのおかげで、量をたくさん摂ることはありません。また梅干しや漬物、塩鮭、醤油、味噌などの伝統的な保存食・発酵食・調味料を減塩にするものではありません。量を余計に摂ってしまうからです。伝統的な梅干しなら1個食べれば十分かもしれませんが減塩の甘い梅干しなら2個も3個も食べられます。普通の醤油ならほんの少しですむけれど減塩醤油では味が決まらず、結局2倍かけたりします。塩は味付けのためだけではなく、保存(防カビ)、色落ち防止、そして食感を保つという役目も持っています。減塩で塩を減らせば、この役割をほかの何かで補わなければいけません。すなわち食品添加物です。伝統的な梅干しは20%前後の塩分で作られますが、今は3%、5%の梅干しが「減塩」として販売させれています。こうした商品のパッケージを裏返して表示を見てみると「アルコール」「調味料(アミノ酸)」「㏗調整剤」「ステビア」「サッカリン」「酸化防止剤」「ソルビン酸」「着色料」「酸味料」「リン酸塩」「増粘多糖類」「甘草」などの添加物が大量に使用されているのに気が付くと思います。一般に、食品の加工度が上がれば上がるほど使用される添加物も多くなります。健康によさそうと思って買っているのに、その中身は大量の添加物が入っていたと言う、減塩食品の中身は詐欺薬の塊なのではないでしょうか。また、塩についても人工に作られた塩が私たちに悪さをしていて、古来からの自然塩で生成された塩であれば健康にとって必要なものであり、人はその塩(自然のミネラル入り)により健康を維持してきたと考えれています。またジャムや羊かんに含まれる砂糖が問題視されることがありますが、炭酸ジュースの糖分量を比較してみれば、どちらが糖分を多く摂取している食べ物であるかは明白だと思います。夏の暑いさなかにペットボトル1本なんてあっと言うまだと思います。せめて貴方が飲むペットボトルが2Lでは無いことを祈ります。

次回、食事環境と子供の健康。

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